太陽の奇跡 (2)

ペルーのマチュピチュ遺跡

<南半球の ψ-φプロット>

左の図は南緯13°(マチュピチュ遺跡)のψ-φプロット、右の図は北緯13°のψ-φプロットです(一週間ごとに1軌跡)。東と西は共通なので直線で結んである。 朝起きて太陽を追尾すると、北半球では右周り、南半球では左周りで動きます。

<冬至の頃の ψ-φプロット>

南緯13°の地点で冬至(6月)をはさむ2週間、夜明けから太陽の位置を追ってみます。そうすれば右のψ-φプロットが得られます。 春分・秋分に近いアブ・シンベル神殿の場合と異なり、間隔は密になります。この図から 
(4) トレオン(太陽神殿)は真東から25°北を向いていること
(5) 奇跡は冬至に一回しか起きないこと、
(6) 窓のサイズいかんで数日間にわたって奇跡の起きる可能性があること

が分かります。

11-16-2020, S. Hayashi