縦横に罫線の引いてあるゲーム盤（チェス盤、将棋盤、オセロ盤）を挟んで二人が向き合います。そして盤のひとつの隅をゴールとします。まず先攻がゴールの反対側に駒 (図のQueen) を置きます。

後攻は図のように駒を縦・横・斜め45°のどれかの方向にまっすぐ動かしてゴールに近づけます。進む距離は1歩以上であれば任意です。

次は先攻に戻ってやはりまっすぐに動かします。これを繰り返していって駒をゴールに運んだ側が勝ちとというゲームです。

なお、後攻をパソコンにやらせれば Part (3) のコンピュータ･ゲームになります。

そこに置くことができれば（ヘマをしない限り）勝てるという場所があります。最強位置 (winning position) と呼びましょう。

図の(2,1) が一例です。 自分がここにQueenを置いたあと(1段目)、相手には4通りの手がありますが(2段目の)、どれを採用したとしても自分は GOALに到達できます(3段目)。

逆に自分がそこにQueenを置いたら(相手がヘマをしない限り)負けるという位置があります。縦・横・斜め45°にのどれかで最強位置に至るマス目のことです。相手はその場所から縦・横・斜め45°にゴールまで直進するか、次の最強位置まで行くはずです。

逆の最悪位置（の候補）が右図です。図の左は、縦・横・斜め45°からGOALに至るマス目を×で表しています。最強位置の(2,1)(1,2)が生き残っています。 図の右は、縦・横・斜め45°から(2,1)(1,2)に至るマス目を×で表しています。次の最強位置(5,3)(3,5)が生き残っています。